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超高濃度ビタミンCとは?
超高濃度ビタミンC点滴療法は、サプリメントや食品をはるかに超える高濃度のビタミンCを点滴によって静注する新しいがん治療法のひとつです。アメリカのカンザス州ウイチタ市にある国際人間機能センターでもこれまで15年間に3万件以上の超高濃度ビタミンC点的療法を実施しています。正常組織には影響を与えず、副作用もほとんどないことから全てのがんにチャレンジする価値があるとして注目されています。ビタミンC50〜100gを点滴投与すると、強力な抗酸化作用を発揮し、大量の過酸化水素を発生します。正常な細胞は過酸化水素を中和できますが、がん細胞はこれを中和できず、死んでしまいます。つまり、発生した正常な細胞での過酸化水素は赤血球のカタラーゼなどの酵素により除去されます。よって、高濃度ビタミンC点滴療法は強い抗がん効果を発揮します。
超高濃度ビタミンC点滴療法の効果
超高濃度ビタミンC点滴療法は、がん細胞に対しての選択的攻撃力が高く、現在がんの標準的治療との併用、手術後の再発、転移防止、または有効な治療法がない方の新たな選択肢として注目されています。現在、日本人の死因の第1位はがんであり、3人に1人ががんで亡くなっています。患者さまは大学病院などで最新のがん治療を受け、有効な手だてがなくなった場合、ホスピスや自宅療養で余生を過ごされます。しかし、多くの患者さまやそのご家族は、西洋医療の限界後も藁をもすがる思いで、民間のがん治療に希望を託されます。しかし、なかには怪しげな治療法が存在するのも事実です。治療というからには、エビデンスと言われる臨床結果が重要です。アメリカのカンザス州ウイチタ市にある国際人間機能改善センターで、これまでの15年間に3万件以上の高濃度ビタミンC点滴療法が実施され、現在もアメリカで多数の臨床研究がなされています。超高濃度ビタミンC点滴療法は、がん細胞を死滅させ、現在受けられているがん治療との相乗効果を高め、抗がん剤や放射線治療の副作用でお悩みの患者さまのQOL(生活の質)を向上させる効果が期待でき、生存期間を延長させることが可能と言われています。
誰もが知るビタミンCという物質とは?
ビタミンCは誰でも知っています。しかし、人間はそのビタミンCを体内で合成することが出来ず、必要量をすべて食事など外部から摂取する必要があります。一方、多くの動物たちは、ビタミンCを生体内で合成
することが可能です。特にヤギは多くのビタミンCを体内で豊富に作り、病気になると通常の6倍以上ものビタミンCを合成し、自然治癒力を高めているのです。ビタミンCとは水溶性ビタミンの一種で、私たちに欠かす事のできない栄養素です。脳下垂体に最も多く含まれ(400mg/kg)、その他、副腎、肝臓、脳、水晶レンズ、白血球にも多く含まれています。歯肉の健康や食品中の鉄分の吸収促進、胆汁酸合成、葉酸代謝、免疫機能、抗酸化機能、数種の重要なホルモン及び神経伝達物資の合成に関与しています。また、利尿作用を発揮し、血液中の悪玉コレステロールや中性脂肪を減らして善玉コレステロールを増やしたり、メラニンの生成を抑えてシミを予防したり、抗ヒスタミン作用でアレルギー病を緩和するなどの作用が備わっています。
超高濃度ビタミンC点滴療法
超高濃度ビタミンC点滴療法は、1974年に米国のライナス・C・ポーリング博士により提唱されました。ライナス・ポーリング博士は、化学結晶構造の研究で1954年にノーベル化学賞を、原水爆反対運動の功績で1962年にノーベル平和賞と、2度のノーベル賞を授賞されています。70年代前半にキャメロンとポーリングの二人はビタミンCを静脈内に投与することで、がん患者の生存率が延長することを発表し、世界中で有名になりました。そして、アメリカ国立衛生研究所(NIH)・国立がんセンター(NCI)・食品医薬品局(FDA)の科学者たちが「超高濃度ビタミンC点滴療法」の結果を追試験して、2005年に「ビタミンCは選択的にがん細胞を殺す」という基礎研究論文を発表しました。現在、日本でも多くの医師たちが「超高濃度ビタミンC点滴療法」を始めています。すなわち、この超高濃度ビタミンC点滴療法は古くからあったにもかかわらず、日本ではまだ新しい治療法と言えるのです。
超高濃度ビタミンCがなぜ抗がん作用を持つのか?
糖代謝が旺盛ながん細胞は、糖(グルコース)と類似したビタミンCを積極的に取り込みます。その後、がん細胞の中で毒性のある過酸化水素を大量に発生させます。正常細胞はカタラーゼという過酸化水素を中和する酵素を持っているため全く影響を受けませんが、がん細胞にはカタラーゼが欠乏しているため、発生した過酸化水素を中和できず、ダメージを受けて、破壊されてしまいます。すなわち、ビタミンCは高濃度になると栄養素ではなく抗がん剤として働きます。一方、ビタミンCはミトコンドリアの機能を正常化し、免疫システムを刺激(インターフェロンの産生、マクロファージの食作用の亢進、NK細胞数の増加と遊走能の亢進)、P53遺伝子を安定化、P53遺伝子の障害を抑制し、化学療法あるいは超高濃度ビタミンC点滴によるpro-oxidant効果によって引き起こされる突然変異を予防します。すなわち、ビタミンCはがんの化学療法剤でありながら免疫力を高めるという、これまでにない理想の化学療法剤といえるわけです。
なぜ超高濃度で行う必要があるの?
私たちの体内には食事で摂取したビタミンCが存在しますが、その濃度はわずかに0.6〜1.7mg/dLです。サプリメントなどで得られるビタミンCの血中濃度は低く、実験では1.2gのビタミンCを経口摂取したあとの血中濃度は1.5mg/dLで、経口で大量のビタミンCを摂取しても血中濃度の上昇はわずかであるというのです。一般に抗ウイルス作用を期待できるビタミンCの血中濃度は10〜15mg/dL、ヒスタミン作用を発揮する血中濃度は88mg/dL程度といわれています。ビタミンCの濃度を変化させた培地で膵臓がん、大腸がん、悪性黒色腫、骨肉腫などのがん細胞の生存率測定実験で、350〜400mg/dL以上の濃度とした培地内ではがん細胞は生存できないことがわかりました。つまり、がん細胞にとって毒性を発揮するほどの大量の高濃度ビタミンCを投与することでビタミンCが抗がん剤として働くことができるということなのです。血中濃度が350〜400mg/dLとなるようなビタミンCの量を投与するには静脈投与、点滴で摂取するしかありません。通常受ける点滴に混入するようなビタミンCの量は0.2gから多くて2gです。また、一般の病院で使用されるビタミンC製剤は保存料が含まれているため2gまでの使用が限界です。
30年間封印されたがん治療法
1954年ノーベル化学賞(化学結晶構造)と1962年ノーベル平和賞(原水爆反対運動)と二つのノーベル賞を受賞した米国のライナス・ポーリング(1901〜1994)は、ビタミンC(アスコルビン酸)を一日数十グラム摂取すると“風邪やがんを予防する”という説を立て、ポーリング博士自身はこの健康法を実践し、93歳の天命を全うしました。1976年代にポーリング博士は、キャメロン医師を中心とするスコットランドの外科医らとともに、入院中の末期ガン患者にビタミンCを投与した結果、延命効果があると発表しました。しかし、メイヨークリニックのがん研究者はビタミンCを投与しても延命効果は無かったと学会で発表したため、ビタミンC療法の研究は30年間封印されてしまいました。ところがビタミンCの投与法に大きな違いがあったことが後に判明。 ポーリング博士は点滴とサプリメントでビタミンCを投与していましたが、メイヨークリニックでは、サプリメントしか投与していなかったという、決定的な違いがあったのです。 ポーリング博士の方法でビタミンCを点滴で直接血管から体内に入れると、血液中のビタミンC濃度をサプリメントの場合と比べて数十倍に高めることができるのです。
超高濃度ビタミンC点滴療法は強い抗がん効果を発揮する
2005年に米国・公的機関/国立衛生研究所(NIH)の科学者が衝撃的発表をしました。『超高濃度アスコルビン酸(ビタミンC)点滴は、がん細胞に対してだけ選択的に毒性として働く』という内容です。ビタミンCは自分が酸化されることで強力な抗酸化作用を発揮しますが、その際に大量の過酸化水素が発生します。血中に投与された時、正常な細胞は過酸化水素で中和できますが、がん細胞はこれを中和できず死んでしまうというのです。つまり、 超高濃度のビタミンCはがん細胞にとって《抗がん剤》でもあるわけです。この作用は、ウィルス感染症治療に対しても役立つと発表しています。ビタミンCは通常の抗ガン剤とは異なり副作用がないのが特長です。がん細胞に対しての選択的攻撃力が高く、現在、がん手術後の再発防止、がんの新たな補助療法として、米国・国立がん研究所(NCI)、米国・国立衛生研究所(NIH)において研究が進められている、最先端のがん治療法です。
実際の治療
初回は採血検査(一般採血、ビタミンC血中濃度、G6PD検査)も併せて行います。最初はビタミンC15gから点滴を始め、25g、50gと増量します。血液中のビタミンC濃度を測定し、ビタミンCの理想的な抗がん投与量を決定します。週に1〜2回の点滴で、3ヶ月(1クール)として治療結果を判定し、6ヶ月間継続、その後の経過が良ければ週1回を6ヶ月、さらに2週間に1回を1年間、その後は月1回行います。なお、この治療を続けることにより免疫システムの増強、がん性疼痛の軽減、QOL(食欲の改善や体調の改善)が期待できます。温熱治療を併用して受けられることも可能です。
超高濃度ビタミンC点滴はがん患者の病状に合わせて適切に薬剤を配合し、効果的かつ安全に実施するもので、治療には点滴療法の深い知識と経験が必要です。上通クリニックの医師は国内屈指の点滴療法の第一人者を揃えています。
がんに対するビタミンCの主な作用
抗酸化作用を有しており細胞のがん化を防御します。
「白血球」や「マクロファージ」などの免疫機能を増強させます。
発がん物質といわれる「ニトロソアミン」の生成を抑制します。
抗がん作用を有する「インターフェロン」の生成を促進します。
抗ウイルス増進作用と抗ストレス作用に優れます。
適応
外科手術のご予定がある方
化学療法と併用し、相乗効果を期待したい方
抗がん剤や放射線治療が無効な方
抗がん剤や放射線治療の副作用が強くて続けられない方
有効な治療法がない方
術後の再発を予防したい方
がん発症を予防したいがん家系の方
※超高濃度ビタミンC点滴療法は代替医療です。すでに有効な標準的治療にとって代わるものではありませんのでご注意ください。
副作用
超高濃度ビタミンC点滴療法には重大な副作用はありません。ビタミンCは水溶性ビタミンで過剰症もなくすみやかに尿中排泄されます。
血管通:浸透圧が高くなることにより血管痛がおこることがありますが、温めたり、点滴スピードを調節することで消失します。
この治療が受けられない方
G6PD欠損症、腎不全、極度の脱水、栄養失調、大量の胸水、腹水がある方
注意事項
ビタミンC点滴後、10時間は簡易血糖測定器で、血糖値が見かけ上高値になります。インスリンを増量しないように注意して下さい。
ビタミンCの血中濃度を上げるために「禁煙」することが必要です。
ビタミンCのリバウンド現象を予防するために治療をしない日に1日
4gのビタミンCをサプリメントで摂取することを推奨しています。
超高濃度ビタミンC点滴療法の効果はがんの種類、進行度、患者様の年齢、体力、免疫力によって異なり、この治療法によって、がんの縮小・消失・延命を確約するものではありません。
副作用のないビタミンC点滴療法
米国では、すでに乳がん、前立腺がん、直腸がん、肺がん、悪性リンパ腫、大腸がん、すい臓がん、卵巣がん、膀胱がん、腎臓がん、子宮がんなどへの治療効果
が報告され、主流になりつつあります。また、米国の大腸ガン患者の例では、人工肛門をさける意味で、この治療法を選択したご婦人もいらっしゃいます。
上通クリニック院長は、《どのようなガンでもチャレンジする価値はある》と考え、次のような方勧めています。
有効な治療法がない方
抗ガン剤や放射線治療の無効な方
抗ガン剤や放射線治療と併用する方
抗ガン剤や放射線治療の副作用が強くて続けられない方

ビタミンCとさまざまな疾病リスクの関係
大航海時代、ヨーロッパの船員たちが最も恐れていた病が「壊血病」です。壊血病は歯茎が腐れ、皮膚に青アザのような出血が現れ、壊疽を起こし、最終的には死に至る病気です。バスコ・ダ・ガマのインド航路発見の際は約200人の乗組員のうち、半数以上がこの壊血病で死亡したと伝えられています。ビタミンCの欠乏で起こるこの病気は当時死因がわからず、多くの死者を出したのです。
ビタミンCとがん
ビタミンCはニトロソアミンなど、さまざまながん発生物質の抑制効果があり、また、がん患者様のビタミンC血中濃度は極端に低いこともわかっています。
ビタミンCとヘリコバクターピロリ菌
胃がんの原因とされるヘリコバクターピロリ菌は血液中のビタミンC濃度が低いほどこの感染率が高いことがわかっています。
ビタミンCと風邪
フィンランド、ヘルシンキ大学の研究の結果、1日1〜6gのビタミンCを継続して摂ると風邪にかかりにくい、もしくは症状が軽いことを発表。
ビタミンCと心疾患
ボストン大学メディカルセンター、シドニー大学、カンザス大学らの研究により、ビタミンCが動脈硬化に効果的であると発表されました。
ビタミンCと糖尿病
糖尿病患者の血中ビタミンC濃度は健常者に比べて30%低いと言われており、米国国立慢性疾患予防・健康増進センターの研究者は、ビタミンC濃度を上昇させると毛細血管の強度改善、失明や心疾患のリスクも低下すると述べています。
ビタミンCと認知症、アルツハイマー
認知症、アルツハイマー病の予防にビタミンCを摂取すると抗酸化作用により活性酸素を除去できることがわかりました。
ビタミンCと白内障
1995年、厚生労働省、そして、ハーバード大学医学部研究者らの調査によりビタミンCの摂取が白内障の予防効果が高いことがわかりました。
ビタミンCと歯周病
イギリスの大規模調査でビタミンCの歯周病予防効果が高いことがわかりました。
ビタミンCと薬
体内に入った化学物質を分解、解毒する際に大量の活性酸素が発生するためビタミンCは大量に消費されてしまうようです。
ビタミンCと喫煙
1日40本のタバコを吸う人、吸わない人とで比較するとビタミンCの血中濃度は2倍近く違います。特に受動喫煙には気をつけましょう。
統合医療でがんにならない“からだ”創り
誰もが持っているがん細胞は、からだの免疫機能により増殖しないようバランスが保たれています。上通クリニックでは、点滴治療、食事療法、サプリメント、リフレッシュシステムを合わせた《がん統合医療》で免疫力を高め、がんに打ち勝つ“からだ”づくりを目指します。
超高濃度ビタミンC点滴療法 Q&A
Q. 超高濃度ビタミンC点滴療法とは?
A. 1000ccのリンゲル液に、ビタミンC60g各種 ミネラル、ビタミン、アルファリポ酸等を入れ、約2時間かけて点滴します。
Q. どんながんに有効ですか?
A. 乳がん、前立腺がん、肺がん、悪性リンパ腫、大腸がん、すい臓がん、卵巣がん、膀胱がん、腎臓がん、子宮がんなど。
Q. 副作用はありますか?
A. 副作用はほとんどありません。
Q. 治療に適さない方?
A. 腎臓機能の低い方や透析中の方は受けることができません。
Q. 治療に適している方?
A. ・現在有効な治療法がない方。 ・従来の治療法が無効の方 ・現在行っている療法と併用したい方 ・抗ガン剤は副作用が強くて続けられない方
Q. 治療費はどの位ですか?
A. 1回の点滴が2~3万円で、検査とサプリメントの費用が別途かかります。
Q. ビタミンCはサプリメントや果物では摂れないのか?
A. がん細胞を死滅する働きを期待するには、ビタミンCの血中濃度を一般の人の通常値の250〜600倍にする必要があります。サプリメントや果物では補えず、超高濃度のビタミンCを血管内に直接投与する必要があります。
Q. 抗がん剤や放射線療法などの標準的治療と平行して治療できますか?
A. 標準的治療、免疫治療、民間療法などと平行して治療が行えます。むしろ平行することで相乗効果が期待できますので、現在の治療は優先して行って下さい。また、予防目的で投与する場合もあります。
Q. だれでもすぐに治療が始められますか?
A. まずは検査が必要です。治療が受けられない患者様もおられます。がんの種類、進行度、栄養状態や体力、併発疾患や合併症、化学療法、放射線療法の副作用、喫煙、睡眠、ストレス、ご家族のサポートなどについて検査、お伺いしながら進めていきます。
Q. 通院している病院の主治医にはどのように伝えたらいいですか?
A. 通院している病院での治療を優先して続けてください。 この治療に関する説明資料をさし上げますので主治医にお渡しください。
高濃度ビタミンC点滴療法に関する医学文献
高濃度ビタミンC点滴療法に関するアメリカの医学文献が入手できます。主治医のご理解のために活用してください。
最新文献
2008.06.14 カナダのMcGill大学が高濃度ビタミンC点滴療法の進行ガン第1相試験を発表
2008.08.12 米国立衛生研究所の研究チームはビタミンCが腫瘍の成長を抑制すると米科学アカデミー紀要に発表
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